2012年5月27日日曜日

棚卸の合間に

CNETから
Android reclaims 61 percent of all U.S. smartphone sales | Internet & Media - CNET News
という記事が出ています。

そしてその記事を基にした鈴の音さんのブログ。
2012年第1四半期の「iPhone」の販売数が49%から29%に

鈴の音さんはどちらかというとAndroid擁護派なので少しバイアスがかかっている気もしますが、まあ世の中の趨勢はAndroidプラットフォームなのでしょうね。
日本国内では確かにiPhoneのブランド力、そしてソフトバンクモバイルが仕掛ける価格戦略によって非常にiPhoneは人気のある商品となっています。
しかし、世界という視点で見ればiOSプラットフォームは高級なものなのでしょう。
発展途上国を中心とした大きなパイを持つ場所でiOSという選択肢はなかなか珍しいものであるはずです。
その場所でシェアを大きく伸ばす可能性があるとすればそれはやはりオープンソースのAndroidでしょう。
ラリー・ペイジが以前語ったように端末価格を1万円以下にすることだって将来的には十分有り得る話ですので、その点からして圧倒的な競争力を持ったプラットフォームです。
iOSは徐々にシェアを食われ続け、現在のパソコン市場と同じように収斂していくのでしょうね。
一時はこの結末に抗いそうな勢いを持っていただけに残念です。
まあタブレット界においてはiPadの優位をAndroidが脅かすのはまだまだ先の話になりそうですが。
初めて触る本格的な情報処理端末が「タブレット」端末・・・という時代が来るまではその名の通り「高級品」「嗜好品」「道楽モノ」として人々の心に一定のハードルを設け続けるはずです。
アップルが目論んだ状況とエンドユーザーの考えは少しズレていると私は見ています。
そこが逆に高いシェアを保ち続ける結果を生んでいるのですが。
皮肉ですね。

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