さらにそれに関したニュースも多く報道されています。
たとえばIT Media。
2ちゃんねる、一部まとめサイトを名指しで「転載禁止」に?
このように少し大きな話になっています。
警告の内容は以下のとおり。
第3者に迷惑をかけ謝罪しない人物に2chの著作物を使われることは、不利益が大きいため、下記のURLにおける2chの著作物の利用を禁止します。
また、本人及び関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止します。
http://yaraon.blog109.fc2.com/
http://hamusoku.com/
http://blog.esuteru.com/
http://jin115.com/
http://blog.livedoor.jp/insidears/
発言の捏造、転載元が明記されていない著作物の利用に関しても、なんらかの措置をとる可能性があります。
このサイトとはいわゆる「やらおん!」「ハムスター速報」「はちま起稿」「オレ的ゲーム速報@刃」「【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´)」の5つのブログです。いずれも人気ブログで、その月間PVは1億を下っていないと思われます。
そしてこれらのブログはいわゆる「アフィリエイトブログ」と呼ばれるもので、簡潔に説明させていただくとブログの内容に関連した広告をサイト上に表示してそこから広告収入を得る、という形式のコンテンツなのです。
以前から2ちゃんねるでは掲示板内のデータを対価を目的とした利用に資する扱いはしないように但書を行なっていましたが、事実上アフィリエイトブログは放置していました。
なぜ2ちゃんねるの運営が突然このような強行措置を採ったのかは定かではありませんが(「ひろゆき」がどこかの板で利用者と意見を交換しあったと言われています)、問題は今回名指しされた5つのブログ以外のブログはどうなるのかと言うことです。
今回の規約の
また、本人及び関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止します。
という部分ですが、これがどの範囲まで指すのかということです。「関係者」「類似」という文言が非常に曖昧でどのようにも解釈することが出来るからです。
個人的には特に問題はないのですが、実際まとめブログの中には非常に良質なコンテンツもありますし、VIP板のまとめには大いに笑わせてもらったりもしました。
今回の措置でお気に入りのブログが停止になってしまったらそれは少し悲しいですね。
アフィリエイトブログに否定的な掲示板利用者の言い分としてはそのまとめ方、つまり編集の段階でブログ運営者の意図が強く働くことによって議論の内容が不当に歪められることが許せない、というものがあります。
それはまあどのメディアでもそうだろう・・・と考えてしまうのですが、本人たちは納得いかないみたいです。
私としてはそんなことよりも「炎上」した際の影響力の強さが問題じゃないのかなあ、と思うんですよね。
特に現在はTwitterを始めとしたソーシャルなネットワークがそこら中に張り巡らされています。
その炎上の拡散のスピードは尋常ではありません。
そしてそれを誰も止めることが出来ないのです。
おまけに一度炎上した場合はその対象者の名前をインターネットの検索エンジンで叩いてみるだけでその一部始終が出てきます。
半永久的にその「炎上が起きた」という事実は残ってしまうのです。
たとえ間違っていたとしても。
間違っていた時に取り返しがつかず、しかも実名での炎上がほとんどですから炎上の対象になったものは社会的な抹殺を受けます。
これをうまくコントロールすることさえ出来れば2ちゃんねるまとめサイトは存在していても特に問題はないと思いますけどねえ。
まあ規約で対価を要求してはならないことになっていますからアフィリエイトは禁止すべきでしょうが。
さて、今後の動向に注視しますか。
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